傘蟻、読了
丸山隆平さんへ質問です。今回のシゲアキ先生の短編集で一番好きな作品はどれですか?私の予想だと「インターセプト」なんですが…どうでしょう?(←まるちゃんネット見てるって言うから、まるちゃんへむけてエゴサ用w)
というわけで、読みました「傘を持たない蟻たちは」。
- 作者: 加藤シゲアキ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/06/01
- メディア: 単行本
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それぞれ掲載時、短編読んだ時の感想はコチラ⇒(「アンドレス」/「染色」/「恋愛小説(仮)」/「イガヌの雨」/「インターセプト」)
雑誌に掲載され読んだときに生じた最初の違和感が今回読んでてまったくなく、最後までつっかえることなくサラリと読めました。
みなさんも言ってるように改編前の文章とくらべてみるのも面白い楽しみ方だと思います。
私の中でも変化がありました。
連載で読んだとき、あんまり好きではないかなーと思ったアンドレスが今回一番好きだと思いました。
逆に好きでずっと心に残ってた「染色」の終わりってこんな感じだったっけ?と、いま読んでまた違った印象を持ったり…
いろいろな角度から楽しませてもらいました。
あっ、関係ないけど「インターセプト」で出てきた“ロングアイランド・アイスティー”の話。“だったら紅茶のリキュール飲めよ〜そのめちゃくちゃな考えが好きでさ。”っていう台詞はなんだかシゲ部でぼやくシゲアキさん自身の感覚に似てるなあと思いました(笑)
「にべもなく、よるべもなく」については、なんだか今までとはまた違ったお話で、読んでて一切シゲアキさんがチラつくこともなく、名も知らない作家さんの本を読んでるような感覚がありました。
それだけ本人が書く力をつけているってことなんですね。
ただ、読んですぐだからなのかなんなのか。うまく感想が言えないというか。
テーマが重いからかな。軽はずみに発言できないというか…。
ずるい言い方をすれば、言葉にできない感情でいま満たされてます。
なのでこのじわーという不思議な気持ちが溶けるまで、感想はゆっくり温めておきたいと思います。
この気持ちをうまく表現できるようになりたいな、みなさんの感想をみさせてもらって私なりに解釈してみたいと思います。