パンフの中の人
大阪公演2日目にもなってまだパンフを読んでなかったのであわてて読みました(←おいw
マギーさんがシゲのことを「良い匂い出してきてんなぁ」って表現されているのがいいなあって思いました。
河原さんとマギーさんが組むってことは当然コメディ、そこで主人公誰にするかで、“加藤くん、いいじゃん”って思ってもらえたのはうれしいです。
“内相的な主人公”。周りはは個性的な人ばかり…、だからこそ、普通すぎる坂崎に違和感を抱いてしまう。
これがマギーさんのいう“バランスの悪いもの”なのかなと思いました。
いろいろ全体的にみるとめちゃめちゃなんだけど、そこは腕の立つ役者さんたちが勢ぞろい&マギーさん×河原さん。
それで成立しちゃってるんだからすごいなあって思います。
そしてマギーさんと河原さんの関係性があってこそ、中身の熱い作品が出来上がったんですね。
マギーさんが最初に描いた坂崎は「今は頑張ることもやめ、そんな自分を正当化して、葛藤することすらやめている完全に外にいる人だった」そう。でもシゲが演じるのだから「30前の若者の葛藤を描くべき」「がんばるのをやめてはいけないことは気付きながら、“がんばってもな…”と思い始めたライン上の人」。
それって私のことだ!(笑)って思いました。
主人公と年齢が近い私は、だからよりいっそうその葛藤*1がわかるんですね。
シゲ自身も坂崎を演じてて楽しかったんじゃないかと思います。
客観的に見てたはずの主人公が気づけば渦に巻き込まれて、最終的にはその中心になっている。
みてても気持ち良かったです。
あと自担が年上のお兄様方に好かれる理由ってまさにマギーさんのおっしゃる“文系のややこしさ”を持ってるところなんじゃないかなって思うんですが…どうでしょう??(笑)
私はそういう部分に弱かったりします。
加藤「あと坂崎って、バーッと偉そうなことをしゃべって、周りがシーンとする瞬間があるじゃないですか。あれ、自分にもあるなと思いました(笑)」
あ、本人気づきましたか?私もあそこシゲっぽいなって思って好きなシーンのひとつです(笑)
※おまけ※
シンメって素晴らしい。
*1:河原さん「そうじゃないとグイドが出てこないからね。グイドが出てる時点で何か葛藤を抱えているわけだから」。なるほどです。