イガヌ

カフカの「変身」を読みました。

解説で“書店では画家のシュタルケに扉絵を描いてもらうことにしていたのであろう。もしシュタルケが本当に昆虫の絵を描くとすれば、それは作者カフカの意図したものとは全く別のものになるから、カフカはあわてて手紙を書いたのであろう”とクルト・ヴォルフ書店への手紙について触れてました。


それを読みつつ、イガヌについて考えていました。


きっと、しげちゃん的にはイガヌの絵は見せるつもりなかったんだろうなーと。

イガヌがなにかわからないもの。
もっと曖昧にしておくつもりだったんじゃないかなあと。



傘蟻を読んで約1ヶ月たちました。
なんならイガヌを最初に読んだのはもっともっと前の話だけど。


いまさらですが、とてもメッセージ性あふれる作品で私はこの「イガヌの雨」という作品がとても大好きだと思いました。