テゴマスらじおにゲスト松尾さん

今週のテゴマスらじおに、『サヨナラにさよなら』プロデュースしてくださった松尾さんがゲストに来てくださいました。


手越さんはことのときのラジオが松尾さんと初対面だったけど増田さんはなんとブルーノマーズのライブ会場で松尾さんに会ったのだとか。しかも松尾さんはライブ会場に行くまでの車内でテゴマス聴いてて、そしてライブ行ったら本人に会ったものだからびっくりしたそう。そしてライブ後も人だかりの中ばったり増田さんに再会して少しお話をしたんだとか。席も近く居た場所も近く増田さんと縁を感じて…、次は手越さんどこで会えるかなーって思ったら、普通にスタジオだったと(笑)



テゴマスは丁度ケミストリー聴いて育った世代なので、ケミストリー松尾さんにプロデュースしてもらえたことがうれしかったのだとか。


ケミストリーの影響でハモに興味を持ち、今のテゴマスにつながってるのだそう。

松尾さん
「まじめな話ねテゴマスってそれ(ハモ)僕トレードマークみたいなイメージあるけどね。だから今回もやらしてくださいっていう感じになったし…。基本僕が提供できる曲って歌がうまい人じゃないと成立しない曲ばっか作ってるんですよ。…君らが歌ってくれて、僕の作ってる曲も世に出るわけだからー。まじめな話、ふたりがここはちょっと歌いにくいっすとか言われたらすぐにでも書きなおすくらいのそういう気持ちだったんだけど…。今日やっぱりあのふたりの歌を聴くとどんどん欲張りになっちゃうね。もっともっとハードルあげたくなっちゃうね。むずかしけりゃいいってわけじゃないんだけど、曲って。頭ん中で描いてた蒼写真よりも、やっぱり本人が歌った方がやっぱりすごい立体的で、すごく選ばれた人たちなんだなっていうことをね、痛感しました。」



増田「うれしいですよね。」
手越「この先ねハードルの高い曲をよろしくおねがいします。最高に歌ってて楽しかったです。『サヨナラにさよなら』も。『木漏れ日メモリーズ』のあのハードル感…(笑)あの世界観いままでないですもん」

松尾さん
「(テゴマスは)可愛らしいってイメージがありました。メディアを通して受けるイメージ…可愛いと思ってたら、実際はね、もちろん可愛いくもあるんだけどかっこいいんだなぁと思って。だから、ブルーノマーズのライブでこれ聴いてる人ほんと引いちゃうかもしれないけど、たしか僕ね、さりげなく。いやもしかしたらわかりやすく、増田さんの体を触ったんだよね。“あれ??がっしりしてない??”って言ったんだよね。そしたら水泳やってるんですよーって。…手越くんも今日はじめて会ってみたら結構男っぽい人なんだなと思って。」

手越「僕らのライブとかのDVDってご覧になったことあるんですか?」

松尾さん
「もちろん!映像もそうだし、音源の方も。全部取り寄せさせてもらって。全部見聞きして、今回制作に臨みました。」

増田「テゴマスの世界観をわかってくれるためにということですか?」

松尾さん
「そう。もちろんそうだし、僕なりに、テゴマスってちょっとリリース間隔あいたじゃない?そして今度2013年に出すっていうことってすごく意味があることだなって思ったわけよ。で、今日まじめな話1個だけしていくけど、いままでの作品とあえてこんなに違いますよーみたいなことをあからさまにやるつもりはなくて、いままでのテゴマスの作品も僕好きなので、そこに含まれてる最良の部分は継承しようと思ったわけ。ちょっとかっこつけた言い方すると、今までのテゴマスの作品の魅力を含んでいるんだけど似ていないっていう曲を作れればいいなって思ったの。いま3曲作らさせてもらってその仕上がりには大満足しています。だからさ、テゴマスファンっていうひとたちはさ、いろんなもの求めてると思うわけ。ふたりのピュアなイメージもそうだし、歌唱力、聴いているとき別の世界に連れて行ってくれるぐらいの歌唱力あるじゃんふたりって。あるのよ。そうですねって言いづらいだろうけど(笑)やっぱりそういうの考えるとみんなの期待は裏切っちゃいけないけど、予想は裏切りたいみたいなさぁ。こうきたか〜!みたいに言ってくれるといいなと思って。そういう印象になればいいなっていうのから逆算していくと自然とああいう曲の仕上がりになったという感じかな。」


手越「いやでも『ひとりじゃない』のDメロ僕大好きっすよ。最高っっ!!」
松尾さん「あぁー!歌いこなしてたねー!」
手越「あそこ歌っててシビれますね!」
松尾さん「あれはうれしいなぁー」
手越「あのメロディラインであの文字数多い感じなんだけど。パワーがグっときて、いくんかと思ったら一気にストーンとサビで落ちるというか。あの落差が『ひとりじゃない』わー。かっけーな!!て思いましたね。」
松尾さん「まさに“強制終了する”みたいな…。歌詞の中に出てくるんですけど。」


松尾さん
「ふたりとも歌グルービーだから、結構ここまでの表現とかって制限つけなくてどんどんこっちも遠慮なく曲提供すればもっともっと歌ってくれるんだなーていう実感もあるんで。次にまたご一緒する機会があったらもっともっとなんか広い景色が描けるんじゃないかな…。ってリリースもされてないのにいうんじゃないよって話なんですが(笑)…アルバムまで行こうよ!俺アルバムで聴きたいなぁ、テゴマスってやっぱり。みんな待ってますよ。3rdフルアルバムをー」

松尾さん「どんな曲が歌いたいとかってゆうのあるの?公開で聴いちゃいますけど」

手越「僕自身は、なんか…、それこそ松尾さんおっしゃってたように、難しけりゃいいってもんじゃないですけど、やっぱりハードル高い曲って燃えるもんあるんですよ。」

松尾さん「なんかその感じさっきからビンビン出てるよね(笑)」

手越「こんなんきたー!!みたいな。ちくしょー!!歌ってやるー!!みたいな。そういうの反骨精神になるので。」

松尾さん「ちょっとそのあたりの感覚さ、手越くんアスリートっぽいよね。」

手越「あー、ほんとですか?!」

松尾さん「あれだよね、目標を設定してそれを達成するってことにガーッと行くタイプなのかな。」

手越「好きっすね!高くわざと無理なところいってそこに頑張るっていうのけっこう好きですね。」



松尾さん「増田さんは?」

増田「僕はもう控えめですよ…けっこう。」

手越「この性格の差がまたいいよね(笑)」

増田「そんな松尾さんが渾身の難しいやつとか作ってくちゃった時にはもう、手越だけになってる可能性あるから」

松尾さん・手越「いやいやいやいや〜!(笑)」

手越「ふたりそろってですよ…(笑)」

松尾さん「ちゃんと帳尻合わせるひとだって聞いてますよ。水面下ですっごい足、水かきしてんでしょ?今日はじめて僕ふたり一緒にいるときに会いましたけど、やっぱりふたりでテゴマスなんですね。当たり前の話なんですけど。この二人が一緒にいるときにしか生まれない化学反応ですか、ケミストリーっていうんですかそれはやっぱりひらたいものなんだなていうので、しゃべりながらでもすごく音楽的なグルーヴを感じてます。」

松尾さん
「テゴマスってジャニーズでありながら、脱ジャニーズってところが魅力だと思うんだよ。それってね、全国のひとたちが知ってるジャニーズって世界がハッキリしてるからこそ言えることなんだけどたまにそこをハミ出しちゃうような表現。でもはみ出しすぎる表現なったらいつでも戻れる場所があるじゃない?だからできる冒険ってあると思うんだよね。基本がしっかりしてるからこそ。だからその環境はやっぱり充分に利用すべきだと思うしテゴマスっていう絵筆じゃないと描けない絵っていうのこれからも求め続けるべきだと思うし、僕もそのお手伝いできたらなーと思いますね。…僕みたいにいろんなところで仕事してる人間からするとジャニーズに集まる曲ってやっぱすごいハイレベルなんだよねぇ。そこになんていうの?高速に合流するような…、なんか今回そういうスリルありました、僕のほうからするとね。わりと、ほらケミストリーのときもそうだったけども…、デビュー曲を相談されることが割と多いんだよね。オーディションから関わったりすることが多いから。それってまだ色がついてない人達に最初の色を与える、一緒に作ってく楽しみがあるんだけど、テゴマスってブランドじゃないですか?NEWSってのももちろんあるし、だからね、そこにあらたに何が出来るかって考えたときに俺は新しいこと何も出来ないんじゃないかっていう弱気になることもあるのよ。だけど、実際のふたりの歌入れのあがった音とか聴くと…、だからやっぱりそうだよね、ふたりの歌声がいろんなこと解決してくれたね、今回は」




増田「ファースト(コンサート)のときはね。踊らないのが挑戦。絶対踊った方がいいってみんなに言われてたけど踊らないって言って。」
松尾さん「ある種ジャニーズの否定みたいなところもあるもんね。」
手越「そうですね。いままでの王道から一歩外れるっていう。踏み外してるんで…」

松尾さん「だからこそ生まれる新しいジャニーズっていう。僕思うんだけど、ジャニーズみたいな一大ブランドの中でさらにそれのブランドイメージを推し進めるものっていうのは常に異端のひとが、なんかジャニーズっぽくないよねっていうひとが新しいジャニーズを作るんだと思うんだよね。それテゴマスってやってるなって思ってて。」

手越「そこはテゴマス結成のときからの目標ではありましたね、やっぱり。踊らずに歌でライブを完結させる、唯一のアーティストじゃないですけど…。ていうのを俺らが逆に踊ったらそこに歌う意味がない。ボーカルデュオの意味がなくなるってふたりの強い芯としてあったので」
増田「はじめからそこだけはブレなかったもんね。テゴマスとして組む前というか…、まぁNEWSになる前ですよね。ふたりでジャニーズジュニアのテゴマスがこうあったときから…、曲を選んだ時もあったんだけど。そのとき砂時計だよね。砂時計って曲をたくさんの中から選んだんですけど。すごいかっこいいダンサブルな曲もあったんですけど、あってちょっと揺れたりもしたけど、でもブレずにコレ!って。はじめのね、デビューする曲のミソスープのときも、フリつけがあったんですけど、すみません、踊れないですってふたりで丁寧に、怒られながら“絶対踊んなきゃダメ”だって言われたけど、歌だけで勝負したいですって。それがファーストライブに繋がった感じですからね。」


ありがたい言葉の数々だし、松尾さん自身が少年のような心をお持ちというか、まっすぐな印象を持ちました。だからこそ新しいものを生み出せるのかなと。

テゴマスのふたりもいつものラジオの感じじゃなくて、仕事のテンションでした。

制作者側といいますか、物を作る立場の人間である松尾さんとテゴマスのお話は新鮮でかっこいいし、聴いてて非常に興味深かったです。『サヨナラにさよなら』も好きだし、まだ聴いてないカップリングの方も楽しみです。

ぜひまた、松尾さんとテゴマス、一緒に仕事する機会きてほしいなってって思いました。