答えがないのが魅力やねん【0号室のレコメンエヴァトーク編】
…最初に言っておきますが、めっちゃ長いです。
マル「(リスナーさんからのメール)“マルちゃんとシゲのエヴァトークも含め、好きなアニメトークをしてほしいです”」
シゲ「うー…ん、僕ついて来れないと思いますよ」
ヨコ「じゃあ、やめましょー」
マル「早っ!消極的…」
ヨコ「もぉ、ええわ、そのエヴァの話全然わからんから」
マル「興味ないんでしょ??」
ヨコ「全然興味ない…」
シゲ「例えばなんかあるんですか、アニメ?」
マル「結構あるよ!詳しいもんな!」
ヨコ「ドラゴンボールとかやったら」
マル「あぁ、ドラゴンボール派。ドラゴンボールやったらなんでも聞いたら、答えてくれる」
シゲ「ドラゴンボール面白いっすもんねー」
〜(略)〜
ヨコ「エヴァトークって何?エヴァの何がいいの?聞いてみるけど!」
マル「だからそのーなんていうんやろー、心理的な部分をこう…なんていうの…」
ヨコ「女の子が可愛いから好きとかじゃないの?」
マル「いやーそんなー…」
シゲ「いやいやいや…。だってアスカ派っすよね!」
マル「俺はアスカー…、俺どっちかというと女の子のでいうと?」
シゲ「はい…」
マル「俺ミサトさんやねん」
シゲ「ミサトさんかー!」
ヨコ「誰?ミサトさんって」
シゲ「僕は綾波っすねー、やっぱねー」
シゲ「やっぱベタですけどね」
ヨコ「綾波って誰?」
シゲ「綾波ってでもいっぱいいるんっすよ。あのー、クローンみたいな感じっすかね」
ヨコ「いっぱいおってなんで好きなん?」
マル「いっぱいおるというかー…」
ヨコ「マナカナちゃんでも2人やぞ!」
シゲ「フフフ(笑)」
マル「まぁーな。綾波は、3人までとりあえず魂が入ってたりすんねんな」
シゲ「そうですね!今のところ」
マル「代わりがいんねん!その切ない」
シゲ「シンジのお母さんに似てるんですよね」
ヨコ「…もうええわ」
マル「いろんな説があるんだけど…。あんまり言い過ぎてもこれから見るひとに対して申し訳ないんでー」
ヨコ「3人いるのに3人のうちの誰が好きなん?綾波レイの」
シゲ「3人とも同じなんですよ。もし死んだとしても、まだ生きかえられるんですよ」
ヨコ「綾波レイ?全然そんなん魅力ないやん」
マル「魅力あんねん!それが。切ないねん。おそらく私は3人目だものって言うねん。で、流したことない涙を3人目はぽたーって流すねん」
ヨコ「2人目泣かへんかったのに?」
マル「2人目泣いてるんやけどそれが死んじゃうんねん」
シゲ「そうなんっすよ…」
ヨコ「言いてることわからへんやん」
マル「見た人はわかんねん…」
ヨコ「それシェンロンが出てくるの?」
マル「シェンロンは出てこん」
シゲ「シェンロンは出てこないです(笑)」
ヨコ「それで生き返るんちゃうん?」
マル「シェンロンはおらん」
ヨコ「おらんの?オロンガ?」
マル「オロンガもおらへん」
ヨコ「おらへんの?」
マル「夢というか、現実に近いねん」
ヨコ「へー。ドラゴンボール夢みたいに言うなよ!」
マル「ドラゴンボール夢やないかい!」
ヨコ「ドラゴンボール夢ちゃうわ!そんなん言うたらエヴァンゲリオンも夢やんけ!そんなん3人もおるはずないやんけ」
マル「まぁな、それはだから、そういう…」
シゲ「エヴァンゲリオンが何かがわかんないっていうところがミソなんですよ。何と戦ってるかわからないんですよ」
ヨコ「ロボットやろ?」
マル「え??いや…、そう見てる?!」
マル・シゲ「うわーっ」
シゲ「ロボットじゃないっす。それガンダムと一緒だと思ってないですか?」
マル「思ってるでしょ?」
ヨコ「一緒やろ?」
マル「ガンダムもロボットやけど人間ドラマだって言われてるよね」
シゲ「人対人のロボット大戦ですね」
マル「でも、エヴァンゲリオンは違うんですよ」
ヨコ「エヴァンゲリオンロボットやんけ、あれ」
マル・シゲ「ロボットじゃないですよ!」
ヨコ「オマエな!そんなん言うたら9割がロボット言うわ子供がみせたら。幼稚園の子が」
マル「だからそれを見たら違うから引き込まれていくねん。ロボットじゃなかったの??」
シゲ「敵の使徒っていうのも何なのかわからない」
ヨコ「何しゅとって…?」
マル「使徒!」
ヨコ「しゅとって何?」
マル「使いの…」
ヨコ「アメリカの首都は…?」
マル「うーんと、わからへん(笑)」
ヨコ・マル・シゲ「(爆笑)」
マル「ロサンゼルス…?ニューヨーク?」
シゲ「違います(笑)ワシントンD.C.」
マル「あぁー、やばい恥ずかしい(笑)」
ヨコ「ボケを…、普通にわからない、と(笑)」
マル「ふぁわあ、やっちゃった…(笑)」
ヨコ・マル・シゲ「(笑)」
マル「こりゃ失礼ぶっこきやした(笑)」
ヨコ「失礼ぶっこきやした!」
マル「それはだからいろいろ謎が多いから」
ヨコ「使徒ってなんなん?」
マル「だから敵や」
シゲ「いわゆる、敵なんっすけど…」
マル「人間の敵と言われてるもんやねんけど」
ヨコ「ショッカーみたいなもん?」
マル「まぁまぁ、そういうことやな、簡単に言えばな」
ヨコ「イーって言うんじゃあ?」
マル「イーとは言わへん、ホーー」
マル・シゲ「ホーー」
マル「ホーってやつもおるしー…」
シゲ「ズズズズズズズ…」
ヨコ「あながち間違ってへんやん、じゃあ」
シゲ「毎回形が違うっていうかー、見えないやつとかもいるんです」
ヨコ「良いもん誰なん?」
マル「良いもんとかないねん」
ヨコ「そんなんおもろないやん!漫画って言うのは良いもん悪いもんがあるかおもろいんやん」
シゲ「そういう定義をめちゃめちゃ壊していくから惹かれるんっすよ」
ヨコ「ガンダムはだってガンダムがええもんやん!ザクが悪もんやん!」
マル「悪もんじゃないよ、あれは」
ヨコ「悪もんって言うねん人は!」
マル「あれ、人やん、両方人やもん」
ヨコ「ちゃうちゃう!一般的に言うたらや。ドラゴンボール、悟空とベジータどっちが悪もんって言うたらベジータって言うで?悪もんは。でもベジータ悪もんじゃないけどな」
マル「(笑)。だってあれZ戦士の仲間やもんGTなったら反動きってんもんあいつ」
ヨコ「だから、結果、いいもんか悪いもんかで区別したら…、良いもん誰なんエヴァンゲリオンで言うたら」
マル「良いもん…」
シゲ「エヴァが一応良いもんなんだ…けどぉー。なんのかなー…?」
ヨコ「エヴァって何?」
マル「いわゆる人造人間?やんな、あれ」
シゲ「そうっすね。人型戦闘機、みたいなことっすかね?」
ヨコ「大きい動物ちゃうん?」
マル「なんやろなー…」
シゲ「手とか人間の手なんです、実は」
ヨコ「大きい動物やろ、アフリカにおって、口ガーあけるやつちゃうの?」
マル「それライオンやろ?」
ヨコ「カバや!(笑)」
マル「あれ…??(笑)」
シゲ「外すなぁー(笑)」
マル「なんだかおかしいなー。失礼ぶっこきやした!(笑)…でもこれ見てほしいだよね」
ヨコ「ちょ、まって。俺がわかりやすいやつ。ことごとく外していくね(笑)」
マル「なんか的がわからへん…(笑)」
ヨコ「アフリカにおってエヴァって出ててやで?アフリカおって口ガーってあけて言うたらカバやん!ぜったい。なんでライオンって言うん?」
マル「なんでやろなー?これ」
ヨコ「しゅとのくだりでも、アメリカの首都は?って言うたら、わからへんって、なにそれ(笑)」
シゲ「(笑)」
マル「がっかりな感じですけどね」
ヨコ「えぇ、失礼ぶっこきやした」
マル「失礼ぶっこきました」
ヨコ「あっそー。エヴァの魅力なんやな」
〜(略)〜
ヨコ「エンディングはあるん?最終回はしたん?」
マル「最終回はある。でもTV版と映画版もあんねん。さらに今映画版がつながってる」
シゲ「つながってるんっすよ。TV版の最後なんてわけわかんないっすよ。いきなりおめでとう、おめでとうって言って…。急にバッシャーン投げるんっすよ。いままでのストーリー」
ヨコ「それがおもしろいん?」
マル「それが納得いかへんという声もあって映画でけじめつけようって話になったんやけど。それもちょっとなんかっていうファンの声もあったりとかなんかで。これが新劇場版っていうのが…」
ヨコ「見たん?」
マル「見た!」
ヨコ「どうやったん?」
マル「あぁ、もう…。エヴァファンからしたらよだれもんですよー」
シゲ「最近っすもんね、丸山さん」
マル「最近、ほんま最近。ツアー中飛行機の中で全部見た」
ヨコ「これは、この話を共感できる人はおるん?」
シゲ「いっぱいいますよー。(リスナー)半分は共感できるんじゃないですか?」
ヨコ「半分…?!」
シゲ「忙しい社会人は見る時間がないですからねー。」
〜(略)〜
マル「いまだからセカンドインパクトやねん。今の流行りは、エヴァが流行ってんのは」
ヨコ「ちゃうねん!俺も、勧められんねん!大人なってから、漫画好きやろ?って勧められるのがエヴァンゲリオンとガンダムやねん。ガンダム大人なってみたら見方が全然違う。人間模様の戦争の話がすごい勉強になるし、すごい言われんねん」
シゲ「ガンダム見ました?」
マル「見た!途中までみてる」
シゲ「…ガンダム見てないんだよなぁ」
ヨコ「エヴァンゲリオンファンからしたらガンダムはどうなん?…エヴァンゲリオンファンとガンダムファンって分かれるんやろ?」
マル「ロボットアニメとされるもので比較はされるよね。ただ、でも比較対象ではないんだよね」
シゲ「うんー。ちゃんとしたストーリーありますもんね、ガンダムは。…エヴァってもっとヘンな感じっすよ?ほんと意味わかんないですよ」
ヨコ「なんなんそれ?意味わからんって!それ好きな人が勧めるフレーズちゃうやん!」
シゲ「意味わかんないのを自分で考えるのが楽しいんです」
マル「深いって言うたら深い。ちょっとした哲学が入ってるから。なぜ僕が生まれてきたのかってことや、要は。簡単に言うたら、な」
〜(略)〜
ヨコ「エヴァの魅力はなんですか?っていうたら」
マル「答えがないのが魅力やねん」
シゲ「何と戦ってるかわからないという…」
ヨコ「じゃあ、それを言うたことによって、見たいと思わへんやん!ラテ欄になんて書く??」
マル「ラテ欄に…?」
シゲ「ふふふ(笑)」
ヨコ「視聴者を食いつかさなアカンねん」
シゲ「もちろん戦いのシーンもかっこいいんですよ」
マル「映像とかもけっこうこだわってー」
シゲ「主人公が普通強いじゃないですか?めっちゃ弱いんですよ、心が」
ヨコ「主人公弱いって言うたらキン肉マンだけでええやろ〜!」
マル「そっかそっか…」
ヨコ「主人公がそういう感じやっぱ嫌やねん。主人公強くなかったら嫌やねん」
シゲ「みんなが弱い感じがいいんですよ」
ヨコ「アカン!やっぱ主人公は大食いで、ちょっとめんどくさがりやでー、やる時やる、みたいなんが好き」
マル「あぁー、なるほどな。ギャップがねー」
ヨコ「ルフィーもそうやし。好きな漫画全部そうや」
マル「みんなが好きなんそうやねんけど、ちょっと大人なというか。自分と投影できんねん」
ヨコ「お前がそういうことによって子供みたいな言い方やめろや」
マル「子供やん!」
ヨコ「なんやねん、お前。封印してた右ナックルが飛ぶぞ」
マル「それはやめて!知らんかったしやめて。ごめんごめん、前言撤回するわ、大人やな!」
マル・シゲ・ヨコ「(爆笑)」
マル「だから見てよ!みたらわかるわ!どっかに自分がいんねんエヴァンゲリオン出てくる登場人物の中に…」
シゲ「自己投影できる部分があるですよ」
ヨコ「自分と照らし合わせるってこと?」
シゲ「なんとなく、強い主人公に共感できないじゃないですか」
ヨコ「できるよ!」
シゲ「悟空なんか、めちゃめちゃ強すぎてー、どうせ勝つしみたいな感じじゃないですか」
ヨコ「いやいやそれは違うよ、加藤くん。勝ったあとにもドラマがあるもん。…悟空は勝つかもしらんけど、勝ったあとのドラマですよ、やっぱり。ただ勝たへんやん。ベジータと戦っても、あんだけ荒くれてたベジータが闘うことによってどんどん心を開いていく模様や」
マル「なるほどな」
ヨコ「ほら!俺みたいに上手く説明してくれよ!」
〜(略)〜
ヨコ「ちゃうねん!ぜんぜんな、エヴァンゲリオン好きな人の話ってさー、ぜんぜんこっちがそそられへんねん」
マル「だからなー、なんつって言いか。上手く説明できひんねん、あれは」
ヨコ「なんやねん。そんな漫画やめてまえ!」
シゲ「アハハハ(笑)」
ヨコ「好き言うな!そんな気持ちで好きって言うなよ!好きなもの好きって伝えられへんのにな。この仕事してる醍醐味やんけ!好きなもん好きって伝えてみんなを共感するっていう、醍醐味や」
シゲ「それを言えないぐらい難しさなんですよー」
ヨコ「そんなんやめてまえ!」
マル「横山さんイラちなんですよー。答えがなかったらダメでしょ?」
ヨコ「答えが…、でもそれを求めてんねん、世間は」
マル「いやっ!そこなんだよー」
シゲ「求めてないんですよー」
〜(略)〜
マル「言いきってしまったらあかんねん、エヴァンゲリオンのことって」
シゲ「そうなんです、そうなんです!言いきることが無いんですよー」
ヨコ「あぁ、そういうことなん?」
マル「答えはもう人それぞれ!十人十色やねん!」
ヨコ「ほんまにそんな十人十色なん?!」
シゲ「ほんとにそうです」
マル「あのひとは、きっとあのひとに殺されたんじゃないの?みたいな」
シゲ「っていうのをその話で2時間くらい…」
マル「ねっ!」
シゲ「しましたもんね!」
これ、なにが面白いって、エヴァに興味のない横山さんがいるからこの3人のエヴァトーク面白いんだとようやく気づきました。
主人公が強くないと嫌だというよこちゃんと、主人公の心が弱いところがいいっと言うマルシゲ。
それから答えを探したがるよこちゃん。答えがないのが魅力だというマルシゲ。
よこちゃんとマルシゲ正反対なこと言ってるんだなーって。
というかマルシゲ必死にエヴァを説明したところで、エヴァ見たことない人にとっては何のこっちゃわかんないと思う。
私もこれ聴いてて当時なんのこっちゃまったく理解できないけど、なんかマルちゃん楽しそうだなっていうそれしか正直残ってなかったけど、今聴きなおすとまた違いますね。私の心も少し大人になったのかな??
マルシゲの言ってることが少し理解できました。
私実はマルちゃんが急激にエヴァにハマったであろう、同じ時期にエヴァハマりかけてたのに、結構このときにマルシゲがエヴァの見どころ喋っちゃってるから、むしろ興味なくなっちゃったんだよね(爆)
4年越しにリベンジ、エヴァ見ようかな。