「中の人」ざっくりすぎるあらすじ

「中の人」の中に印象的なセリフとかおもしろいワード多数でてきたのでシナリオ本をぜひともだしてほしいなって思います。マギーさんよろしくおねがいします(笑)

私的に好きだったセリフはまず蒲生さんの「中の人には常識でも外の人にとっては知らないこといーーぱいあります。今日はそれだけ覚えて帰ってください」とハコヤンの「パンドラの箱を開けてしまったようだな、箱だけに」←ほんといつ使うのこれ(笑)。

あと坂崎の「ビデオに残らなくても今日見てくれた人たちの思い出の“中の人”になれればいい」ってセリフ。舞台中グっときました。


さてさて覚えているうちにあらすじだけでも書きなぐっておきますかね。


全部書くのは無理だったんで大方のあらすじのみです。すみません。。。


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映像で過去に坂崎が高校時代に作った映画93/1(フェリーニの81/2のパクリ)と、現在の坂崎が対比する形で流れる。
坂崎が作った映画93/1の内容は「ただ鳩にエサをやり続けるシーン」「服着たままシャワーを浴びるシーン」「カレーに傘をさすシーン」などがある。

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この日は猿鳥島で行わる猿鳥祭に撮影スタッフとして地元に戻ってきた坂崎浩市(加藤シゲアキ)。この日はゆるキャラ界の人気者「やだもん」がやってくることになっていた。
「やだもん」の中の人は、通称“伝説の中の人”といわれる蒲生(山内圭哉)。顔は強面なのだが、彼が“伝説の中の人”と呼ばれるには理由があった。実は世の中で人気者のキャラクターの中の人はほんとどすべて蒲生さんがやっているのだという。クマモン、ミッ○ーマウス、くまの○ーさん…などなど。

「やだもん」がやってくるとテンションが高い観光課長不死川(伊藤正之)そして坂崎と同じ高校の2コ下の夏鈴(小松彩夏)。

祭りに向けて着々と準備する中事件は起きる。

蒲生のマネージャー兼「やだもん」の声担当の若女(吉本菜穂子)が実家へ送る荷物と猿鳥島へ送るはずの“やだもん”の送り状をコンビニで貼り間違え、実家へ“やだもん”を送ってしまったのだという。
実家へ連絡するも母親は取り合ってくれず、結局どうしよもない状態へ。
正直に不死川さんに言ってイベント中止にしてもらおうという坂崎に、あんなに楽しそうな不死川の顔みたら言えないという若女。

そこで夏鈴は高校時代映画を撮ったこともある坂崎になんとかしてくれと頼む。
そこで絞り出した答えが「影絵」。でも若女に地味だと即効却下されてしまう。
苦肉の策で出したのがホワイトボードの中の人。ホワイトボードの裏で蒲生がやだもんを演じてもらって、裏で若女に声を出してもらうのだという。でもそれだと「俺関係ないやん!」という蒲生。
次に夏鈴が考えたのが試着室の中の人。やだもんの歌に合わせて試着室の中で踊る蒲生。その案は若女によって却下。

もうどうしようもないと、蒲生によって「やだもん」が猿鳥島に来てないことを不死川へ伝えると、不死川がどうしても祭りを中止に出来ない理由があるのだという。不死川の息子が4歳のとき初めてのお祭りに行く途中の事故亡くなったのだという。その息子が大切にしていたぬいぐるみがやだもんだった…。そんな思いを知り、ショックで若女は「やだもん」の声を失ってしまう。

そして混乱の中、若女は行方不明に…。

若女を探しているどさくさに紛れて夏鈴に近づく男、この町のローカルタレントライライ雷(加藤諒)。雷はひたすら夏鈴に坂崎のことを悪く言う。

「私はあの人嫌いです!井の中の蛙というか。ちっこいちっこい井戸の中の小さい蛙。先輩はあの人の言うような人間じゃないですよね」夏鈴に雷のことを聞かされて「結構その通りかも」と思う坂崎。

坂崎や若女は都会に出ていて挑んでいるところがすごいという夏鈴。そんな夏鈴に「夏鈴ちゃんはこの島出ようとは思わないの?」と聞く坂崎。そこで夏鈴は夫婦で実家の定食屋を継いでる話をする。なんと夏鈴は人妻だったのだ。しかも来年小学生になる子供までいるという。

「私の事はいいから!先輩の情熱大陸!先輩は、今の自分に満足してますか?」そう夏鈴に問いかけられて「今の自分には…満足してるよ」と答える坂崎。でも本心では…。

落ち込む坂崎。


そこへ、若女を探す蒲生が部屋に戻ってくる。「あいつは逃げるようなやつじゃない」ふたたび若女をさがす蒲生坂崎夏鈴の3人。


そんな時、どこからか若女のすすり泣く声が聞こえてくる。

ずっとダンボールの中に身をひそめていたのだ。服を脱いで…。

「自分に出来ることは脱ぐくらいやと思ったんやな…!わかるで若女!だけど、脱ぐのは違う!!」



部屋に入ってくる雷。その手にはひょっとこが。「よし!これで…!!ってなるか!正味ひょっとこで誰がよろこぶねん!」「でも、わしに別のキャラクターをやらせようとしたとこは褒めてやる」


蒲生に「やだもん」以外のキャラクターをさせるという案を提案。

ビニール袋をかぶせたりいろいろ考えてる中若女がamazonダンボールをポンと蒲生の頭にかぶせる・・・。


そこで閃く坂崎。

箱に猿鳥島名物のお土産(にわか面)を張り付け、口を書いたら・・・。「ハコヤン」という新たなキャラクターが誕生。

出身地は(amazonの箱というところから)アマゾン!ハコヤンは幸せを届けにきたやだもんの友達という設定に。ちなみに口癖は「パンドラの箱をあけてしまったようだな、箱だけに」。性格は細かいことを言う「重箱の隅をつつくように、箱だけに」


これでいけるっ!と思った矢先、ヤクザによって雷が刺されてしまう。
地元の有力者のパーティーへ参加するうちに組長の女に手を出してたことが理由だった。

実はこのお祭り、「大脱出」にインスパイアされた不死川がその映画を真似てお祭りの混乱の中雷をこの島から逃がすためのものだったのだ。

そして、不死川の子供の話も嘘だった。


それを聞いた若女と蒲生は怒って帰ろうとする。


中止は嫌だという夏鈴。その夏鈴の想いをきき触発され祭りを再開しようとやる気になる不死川。気合をいれてシャツを脱いだ先には刺青が・・・・。実は不死川はほんまもんのヤクザで雷に女を回した張本人だったのだ。

それを知り手のひらを返す蒲生。「ハコヤン」をやることに。


気合をいれてハコヤンに魂をふきこみ準備体操を・・・・



しかしそこで足をグギっとやらかしてしまう。足がひねって無理だと言う蒲生。
そこで坂崎へ「兄ちゃんがやれ!」「兄ちゃんのむき出しで丸出しの中の人を出せ!」


追いつめられた坂崎は内に秘めてた坂崎の「中の人」でパフォーマンスを行う。


祭りは大成功。
「俺を見てどう思った?むき出しで丸出しのオレの“中の人”を見てどう思った?」夏鈴に聞く坂崎。


「蒲生さんもですが、あぁいう中の人って正直見たくなかったです(てへ♡)」


思いもよらない夏鈴にショックをうけ「レーモンシェマー!」と叫ぶ坂崎。激終の文字とともに終了。