ピンクとグレー映画化裏話
ゴリさん「凄いねシゲ。小説出すのもすごいけど、映画化なるって」
シゲ「映画化なったのは僕の力じゃないですから。それでもいろんな人がほんとにしたいって言ってくれたから。僕は何も凄くないですよ。そんな」
ゴリさん「先生ー。シゲ先生ー。」
シゲ「まあ、でもー名実ともにこれで先生ですかねえー(笑)」
ゴリさん「ハハハハ(笑)どういう気分なの?自分の作品が映画化が決まりましたよって。自分の生んだ世界じゃない?現実にはない世界を作り出したわけじゃない?文字として。読んだ人の頭の中では想像できる世界をつくったのを今度、映画化で具現化してみんなが目で視覚で見れる世界を作られるわけじゃない?」
シゲ「そうですねー。」
ゴリさん「どういう気持ちなの?」
シゲ「なんかー。よく作品を出版するたびに全部自分の子供みたいな感覚になるんですよ。自分から生み出した子供が大人になって成人…女性として大人になって嫁に行った感じ」
ゴリさん「人に取られる感じなのかな?」
シゲ「いやいや。でも嬉しいでしょ?結婚してくれて。子供が。でも寂しさもあるでしょ。どうなるか分かんない、けど、でも、それを預かるって言った人達は、なんなら僕以上に『ピンクとグレー』が好きだったりするんですよ。だったらもういっかなーと思って。こんだけ愛してくれる人達が作品を作りたいと言ってくれるんだったら、僕はぜんぜん喜んで大事にしてやってくださいって渡すくらいしか、預けるくらいですよ」
ゴリさん「よく映画化の人達と小説化でたまにもめたりするじゃん。ちょっと内容変えすぎなんじゃないですかって先生が怒ったり、そういうのは無さそう?」
シゲ「もしかして1作だけ書いてたら、1作しか書いてなかったらそう思うのかもしんないっすけど、2作3作今もうバンバン書いてると、なんかもうお好きにどうぞという感じですかね」
ゴリさん「キャストはあれなの?こういう子がーシゲ的にはイメージありますみたいなの、そういう話はなかったの?」
シゲ「原作者にそんな権限ないですよ。OKしたらもう蚊帳の外ですよ」
ゴリさん「あぁ、そう…」
シゲ「一応脚本は送られてきますけどね。蚊帳の外ですよ…。そんなもん、僕は邪魔でしょお。原作者の意見とか入って逆に変なバイアスかかっちゃうと」
ゴリさん「“主役結構俺、ゴリさんいいと思うんですよねー”みたいな話はなかったの?」
シゲ「言ったんですけどねー。言ったんだけどなあー(笑)」
ゴリさん「ハハハハハハハ。原作者力ねえなー、ほんとに」
シゲ「ハハハハハハ」
ゴリ「全然話なかったよ、俺に」
シゲ「行定さんが、ゴリさんじゃなかったのかなーー」
ゴリさん「ちがったかーー。でもさ、出来上がりって凄いドキドキしない?だって自分が描写してるののイメージと違うかもしれないけど、あっ!こう表現するかというドキドキ」
シゲ「うー…ん。へえーって思っちゃうかも。単純に。なんか…こういうとなんだけど、そんなに不安とか、逆に超ハッピーって感じもなかった。普通!フラット!たぶん1年ぐらい前からずっとあるんですよ。てか、まあ、書いた時から映画化どうやってやるかみたいなのずっとあったの。話は。いっぱい頓挫してようやく情報解禁なったけど、僕のとこにはずーーーとそんな話があったから、やっと!情報解禁されてクランクインして、はぁーー5年越しくらいに叶ったなー肩の荷がおりたなーって感じです」
ゴリさん「劇団ひとりみたいに自分が書いた小説を自分で監督するって話はなかったの?」
シゲ「話ないですーーだって僕映画にも出たことないし、映画のことを見る、ちょっと人より多く見てるだけなんで、そんな僕に…、映画ってお金かかりますからね!」
ゴリさん「かかるけど…ひとりだって別に映画をずっと撮ってきてたわけではないでしょ」
シゲ「名前が…まあだから、うーん。いつかそんな機会があればねえ、おもしろいですけど」
ゴリ「シゲの“よぉーい、アクション!!!!”」
シゲ「あれやりたいね!」
ゴリさん「それだけ?(笑)」
シゲ「あれやりたい!“スタート!!!!”とかね」
ゴリさん「どうする、大御所の役者さんごね出したら。ちょっと監督いいかな?この演技納得いかないんだけど」
シゲ「でもあるでしょうね。それでも良い現場じゃないですか?言い合える現場って」
ゴリさん「“もう私降りるよ!帰らせてもらう!”」
シゲ「それめんどくせぇなー(笑)土下座する(笑)」
ゴリさん「ハハハハハ(笑)」
シゲ「勘弁してください!」
ゴリさん「見たくねえー(笑)シゲの土下座見たくねえなあー」
シゲ「書いてたの4年くらい前ですか。ちょど書いてたのが。言ってやりたいですよ、4年前の自分に。お前が今頑張って書いてる分、5年後に映画公開されるぞと。それはやっぱ言ってあげたい。なんかあんときがむしゃらに捨て身で書いてたから。で、なんか反発、ジャニーズらしからぬものを書いてやろうと思ってたら、なんならジャニーズの代表作みたいな感じになっちゃって。それをねジャニーズの後輩が主演するわけですから。想像もしてなかったですよね。結構世界は俺に優しいなって思いました。ハハハハ(笑)」
ゴリさん「てことは今小説、3冊か」
シゲ「はい」
ゴリさん「じゃあ2冊もまた…」
シゲ「そーーすね、そっちの話は全然聞いてない。進んでないと思いますけど、まずデビュー作からって言ってましたけどね。メディアミックスっていうんですかそういうの。担当の方は。ある意味限僕にないんですよ。書いちゃったら、よく思うけど本も出ちゃって読んでもらったら僕のものじゃないって感じします。見て読まれた時点でもうお客さんのものだから」
ゴリさん「公開決まってるの?」
シゲ「1月予定って言ってましたよ」
ゴリさん「1年後かぁー」
シゲ「でも行定監督とも偶然…、ほんと面白くてーその出会いが。1年ぐらい前に丸山くんから電話かかってきて行定さんとご飯行くんだけど行定さんが加藤くんと会いたいと言ってるから飯来ない?って言われてなんで行定さんが俺のことそんな認知してるんだろうと思って、話したこともないし。もちろん僕は行定さんの映画いっぱい見てるから。あーーーでもなんかご指名で断るのもなー、なんもなかったから。行ったら、その『ピンクとグレー』の話を…」
ゴリさん「あっ!その場で直で言われたの?」
シゲ「知ってると思ったんですけど僕事務所から言われてなかったんです。監督から直で言われて。監督がするというか…もう映画化決まったんだって」
ゴリさん「事後報告?!」
シゲ「そう!…まっだいたい事後報告なんですけど(笑)」
ゴリさん「それすごいね(笑)」
シゲ「これね、ほんと面白いんですよ。僕、これね、怒ってないですよ。怒ってないんですけど、主演もね!なんとなくぼんやりはーそう何人か聞いてたんですけど、後輩の中島裕翔からメールが来て『加藤さんの原作主演ありがとうございます』って言われて(笑)」
ゴリさん「事後報告?!」
シゲ「事後報告!そいつから、裕翔からメール次の日、今度というか違う日にまた送られてきて『台本可愛いですね』つって(笑)台本そんななんだつって」
ゴリさん「もらってないの??そっちー」
シゲ「あとからもらったんですけど(笑)」
ゴリさん「シゲから生まれた作品だよね?」
シゲ「そうだけど。原作者ってそういうものなんですよ。やっぱ。現場で作ってる人じゃないから。面白いなって思いましたよ」
ゴリさん「現場に顔出すの?」
シゲ「1回くらい出さないと。なんか。でもほんとちょっとですよ。邪魔じゃないっすか、原作者とか」
ゴリさん「カメラの横で見てたらいいじゃん、ずっとこうやって」
シゲ「いやいやいやだよぉー」
ゴリさん「ちょっと違うなーってぶつぶつ言いながら」
シゲ「ほんと良くないと思うよ、そういう人。そういう人良くないと思う(笑)それで行定さんとご縁があってそういう形になったんでほんとになんか…行定さんも話あってすぐ俺と会いたいということはその作品に対して熱があるのであーもうこの人だったらいっかな預けてと思うような方でした。決まってたけどね、すでに(笑)」
ゴリさん「いやー来年の1月楽しみにしてます」
ヲタクのテンションとシゲアキさんとのテンションに差があるのはやっぱり時差があるからかな。
映画化に関しての感想が思った以上に冷静で拍子抜けしました。
自担の反応をみて自分結構興奮したのになあーってなんだか恥ずかしくなったけど私としてはまだ熱が冷めないのでーワーワー言わせてくださいね、そこは。
話はずっとあったとは言えど、それがきちんと形になり発表できたことはやっぱりすごいことだと思います。
「僕の力じゃない」とか「原作者に権限ない」とか。
いろんなこと思ったり考えていまこの境地にたどり着いたのかなーと思ったり。
「原作者は邪魔だ」って発言もよくしてたなー。
これは謙虚というよりも、作家が本業じゃないからゆえかなと思いました。映画出演はまだですが、自分も演じる側の人間だから、現場を知ってる人間だからこそ思うものなのかと思いました。
あと、ゴリさんが自分で映画を撮る話はなかったの?って話をふってくれたときのシゲアキさんの「僕映画出たことないし」って言ってる感じはやっぱりいつかは裏方としてより、出る側としても映画に関わりたいのかなと思ったり。
それは少し安心しました。
いつか、スクリーンで演じている役者加藤シゲアキにも会いたいです。
4年前の自分に、今頑張った分5年後映画公開されるぞってこと言ってあげたいというシゲアキさん。
本当に頑張ったんだね。
そういう話を聞くと不安だった時期、辛かった時期に私はどうしてシゲ担じゃなかったんだろうって思っちゃいます。
やっぱりその時期から大丈夫だよって言ってあげたかったなあ。
こればっかりはどうしようもないから、私はいまのしげちゃんの笑顔を守ることを大切にしたいなっておもいます。
楽しそうに笑うしげちゃんの笑顔が私は好きだから。
反発心から「ジャニーズらしからぬものを書いてやろう」と思ってたのに結果それが良い方向へと向かいジャニーズの後輩が主演することになるなんて面白ですね。
なんだか、そういう事すらも楽しんでるような口ぶりでした。
そうそう昨日のwktkを聴いてすぐ昨年6月20日の未来シアター見直しました。
面識があるどころの話じゃないですよね。これは。
この時、丸山くんに呼ばれてご飯を食べて監督と“いろんな話”した、みたいなこと言ってましたけど…
その“いろんな話”の中にそんな重大な出来事が隠されていたなんて。
もうすでにこの時には映画決まってたんですね。
それを知ってあらためて行定監督とシゲアキさんを見てると、むず痒いというかなんというか。
よくわからない感情でドキドキしてしまいました。
本当は言いたかっただろうなあ。
あの出来事とこの出来事がまさに点と点で繋がり、鳥肌もんでした。
メール送ってくれた裕翔くんも可愛らしい後輩ちゃんですね。
JUMPでは完全に裕翔くん推しになっちゃいました!
にしても原作者って本当に蚊帳の外なんだね。
対して余裕な感じなシゲアキさんがすっごい大人に思えた。そういうものなのか。
私もそう言われると不思議と不安を感じてないかも。
行定監督の手で『ピンクとグレー』はどうなるのかな??
話あってすぐ会いたいと言ってくださった監督だから、信じたいとおもいます。